断りきれないオファーを作れ
自信を持って自分の商品を売る方法
映画『ゴッドファーザー』に有名なセリフがあります。
「奴に、断れないオファーを出してやる」
映画の中では物騒な意味ですが、マーケティングの世界にも同じ言葉があります。こちらで使うのは拳銃ではなく、設計図です。
商品が売れないとき、人はまず告知を疑います。拡散が足りない、フォロワーが少ない、タイミングが悪かった。
違うんです。先に疑うべきは、自分のオファー。断る理由が残っているから、断られる。それだけの話です。
7月7日の朝7時、私はnoteのメンバーシップを開きます。
7・7・7
縁起がいいでしょう。
この立ち上げにあたって、「もう断りようがない」ところまでオファーを積み上げました。今日はその設計図を、裏側まで全部見せます。
まず、定価に「根拠」を仕込む
最初に決めたのは、noteでは無料記事を書かない、ということでした。
冷たいようですが、理由があります。
人は無料のものを真剣に読まない。
100円でも払うと、元を取ろうとして真剣に読む。読者のためを思うなら、むしろ課金してもらったほうがいい。
というのは半分冗談で、半分本気です。
で、毎日100円の記事を出す。月30本で3,000円分。それを月980円で読み放題にする。
この時点で「3,000円分が980円」という比較が立ち上がります。
コツは、お得さを「お得です!」という形容詞で言わないこと。
数字に言わせる。
100円の単発記事は、それで稼ぐためというより、980円の価値を証明する物差しとして働いてくれます。
先着100名、500円。しかも一生
ここから仕掛けを重ねます。
先着100名は月500円。101人目からは980円。そして先着で入った人は、ずっと500円のまま。
これはnoteの仕様を使っています。
プランに人数上限を設定できるので、100人で締め切って新しい980円のプランを作る。最初のプランに入った人は500円のまま残る。
値引きだけなら、ただの安売りです。
そこに「先着」と「一生このまま」が付くと、意味が変わる。後回しにすること自体が損になる。「今入る理由」というのは、こうやって作ります。
特典で、桁を壊す
ここが肝です。というか、ここが一番の驚きポイントでしょう。
500円のメンバーシップに、別媒体の有料サービスを丸ごと特典で付けました。
これから始めるSubstackの有料マガジン「吉田塾」(月8ドル)への、年内無料招待です。
計算してみましょう。7月から12月まで6か月。8ドル×6=48ドル。日本円で7,000〜8,000円相当。500円のオファーに、10倍以上の金額が特典として付いてくる。
本体を値引きするのではなく、特典で価値の桁を壊す。これが効きます。
500円と980円の差で悩んでいた人は、7,000円の塊を見せられた瞬間、悩むのをやめるんです。
そしてもうひとつ、この特典には裏の顔があります。
私はnoteの読者にSubstackへ来てほしい。
特典を「自分が読者を連れて行きたい場所」への招待状にしておけば、オマケがそのまま導線になる。お得の皮をかぶった、橋です。
面倒くさがりが、最強の設計をする
本当は、途中退会した人を特典から外していく運用もできます。
真面目な人ほどやりたがる。私はやめました。一度入った100人は、退会しても年内は読めることにします。
理由の半分は、面倒くさいから。でも残りの半分が大事で、「途中でやめたら損するのでは」という不安ごと消せるからです。
申し込みボタンの前で人を立ち止まらせるのは、大きな欠点ではなく、こういう小さな引っかかりです。
オファー設計の仕上げは、断る理由を一個ずつ潰していく地味な作業なのです。
で、私は何がしたいのか
ここまで読んで「安売りしすぎでは?」と思った人。正解です。
これで億を稼ごうとは1ミリも思っていません。
目的は、最初の100人の仲間づくりです。
ジェイ・エイブラハムは、顧客を「保護すべき対象」と定義しました。一度でも500円を払ってくれた人は、もう見込み客ではなく、私が守る側の人です。
最初のオファーで圧倒的に得をさせる。絶対に損はさせない。そうやってできた100人は、次の祭り『8月のKindle出版の初動』を一緒に騒いでくれる仲間になります。
つまりこの500円は、会費というより「私の夢にちょっと付き合ってくれませんか」の手付金です。推し活とも言えるかもしれません。笑
断れないオファー、5つの部品
価値は形容詞ではなく数字に言わせる(月30本=3,000円分)
先着+一生適用で「今入る理由」を作る(先着100名500円)
別媒体の特典で桁を壊す(7,000円相当の無料招待)
条件をシンプルにして小さな引っかかりを消す(退会しても年内は読める)
目的は売上ではなく、最初の100人(=仲間)
ここまで積み上げると、不思議なことが起きます。
売る側の言葉から、言い訳が消えるんです。「自信を持って、入ってください」と言い切れる。
売る側が言いよどむオファーは、設計が足りていません。
告知を増やす前に、自分のオファーを眩めて、断る理由を全部潰す。拳銃はいりません。設計図だけで、人は断れなくなります。
登録して7月7日を待つ。



noteのメンバーシップを通じてSubstackへ連れていきたい。
Substackの人口をよしださんのメンバーシップを通じて増えてくる可能性があるのですね!
メンシプ、折角入るのならばもっとしっかりと真剣に記事を読まないといけませんね💦
メンバーシップの戦略をここまでオープンに話してくれるとは。。。!
よしださんレベルの発信者になるのは容易ではありませんが、そういう方がどんなことを考えて活動してるのかを見ることは、すごく価値がありますね!