オシャレな女性は読書好きだった
読書はこれからのステータスになる
私のアカウント名がbooktokjapanのワケ
2年前、このSubstackのアカウント名を booktokjapan にしました。
今になって見ると、この名前はかなり先取りでした。
海外では、読書がただの趣味ではなくなっています。
TikTokではBookTokという読書文化が広がり、高級ブランドまで本や文学の世界に近づき始めている。
つまり、本を読む人そのものが、ひとつのスタイルになってきたのです。
オシャレな女性は、読書好きだった。
この流れを見ると、そんな言い方も大げさではありません。
高級ブランドがバッグではなく本を語り始めた
最近、Miu Miu、Chanel、Saint Laurent、Dior、Valentinoといった高級ブランドが、読書や文学に近づいています。
Miu Miuは「Miu Miu Literary Club」という文学イベントを開いています。
取り上げるのは、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、円地文子、アニー・エルノーといった女性作家たち。
パネルディスカッション、朗読、音楽、洗練された会場設計まで含めて、読書をひとつの文化体験として見せています。
Chanelも、2021年から「Literary Rendezvous at Rue Cambon」という文学サロンのような企画を続けています。女性作家を招き、作品や女性の自立について語る場です。
Saint Laurentはパリに書店兼ギャラリーのような文化空間を作り、Diorは古典文学の表紙をバッグのデザインに落とし込んでいます。
ここまで来ると、読書はもう「真面目な人の趣味」だけではありません。
ライフスタイル。
その人の知性や美意識を表すもの。
もっと言えば、読書する人そのものが、ブランドになり始めています。
読書は地味な趣味から、静かな自己表現になった
昔から、本を読む人には独特の雰囲気がありました。
静かで、深くて、自分の世界を持っている。
けれど以前は、それが必ずしも「オシャレ」とは結びついていませんでした。読書はどちらかというと、地味で、内向きで、少し真面目すぎるものとして扱われていた。
でも今は違います。
カフェで本を読む姿。バッグに文庫本が入っていること。本棚がある暮らし。お気に入りの一冊を紹介する投稿。紙の本を手に取る時間。
そういうものが、SNSの中で「知的で美しいもの」として見られるようになっています。
ここで大事なのは、読書が単に流行っているという話ではないことです。
本を読む姿が、その人の価値観を表すものになっている。服やバッグでセンスが伝わるように、読む本でもセンスが伝わるのです。
何を読むか。
なぜ読むか。
読んだあと、どんな言葉で語るか。
そこに、その人の内側が出ます。
本には、ロゴよりも深いものがあります。値段よりも、その人の選び方が出る。読書は、もっとも静かな自己表現なのかもしれません。
BookTokは「本の紹介」だけでは終わらない
BookTokという言葉を、単なる「TikTokで本を紹介すること」だと思うと、少し浅くなります。
もちろん、最初はそこから始まりました。TikTokで本を紹介する人たちがいて、泣ける小説、恋愛小説、ファンタジー、自己啓発、フェミニズム、エッセイなどが動画をきっかけに読まれるようになった。
でも今のBookTokは、もう少し広いものです。
本を読む時間。
本を持ち歩く習慣。
本棚の見せ方。
読書ノート。
お気に入りのカフェ。
朝の読書、夜の読書。
そして、読んだことを自分の言葉で発信すること。
BookTokは、本そのものだけではありません。本を読む人の暮らし方、選び方、空気感まで含んだ文化圏です。
だから、booktokjapanという名前には、単に「日本版BookTok」という意味だけを込めたわけではありません。
日本でも、本を読む人がもっと見えるようになってほしい。本を読むことが、もっと自然で、もっと楽しく、もっとオシャレなこととして扱われてほしい。
そんな気持ちがあります。
AIが要約する時代に、最後まで読む人は目立つ
今は、AIが文章を要約してくれます。
長い記事も、難しい本も、数秒でまとめてくれる。動画を見れば、読んだ気にもなれる。SNSを眺めていれば、情報はいくらでも流れてくる。
でも、それは本当に「読んだ」ことになるのか。
私は、ならないと考えています。
要約は便利です。AIも便利です。使えばいい。けれど、一冊の本を最初から最後まで読む時間には、別の価値があります。
途中で引っかかる。
わからないところで止まる。
自分の経験と重なる。
反発する。
考え直す。
読み終わったあと、すぐには言葉にならないものが残る。
この時間は、要約では代替できません。むしろ、AIが速くまとめてくれる時代だからこそ、ゆっくり読むことが大事になります。
情報を処理する人は増える。
でも、本を読んで考える人は希少になる。
だから読書は、これからますます価値を持つのです。
booktokjapanは、読書を特別な人だけのものにしない名前
私がbooktokjapanという名前を使ったのは、読書を特別な人だけのものにしたくなかったからです。
読書家だけが読むのではありません。
作家だけが読むのではありません。
勉強熱心な人だけが読むのでもありません。
発信する人。仕事を作りたい人。自分の言葉を持ちたい人。SNSで届けたい人。AIを使いこなしたい人。そういう人ほど、本を読んだほうがいい。
なぜなら、本を読むことは、言葉のストックを増やすことだからです。考え方の型を増やすこと。他人の人生や思考を、自分の中に一度通すこと。
発信は、外に出す行為です。
でも、外に出すためには、まず内側に入れるものが必要。
その入口として、本はとても強いのです。
日本でも、もっと本を読む人が増えてほしい。そして、本を読んだ人が、自分の言葉で発信する文化が広がってほしい。
booktokjapanには、その願いがあります。
読書は、これからのステータスになる
高級ブランドが本に近づいているのは、偶然ではありません。
彼らは、早く気づいているのでしょう。
これから価値を持つのは、ただ情報を知っている人ではない。自分で読み、自分で考え、自分の言葉で語れる人です。
オシャレとは、服だけの話ではありません。
どんなものを選ぶか。
どんな時間を大切にするか。
どんな言葉を持っているか。
そこまで含めて、その人のスタイルになります。
だから、オシャレな女性は読書好きだった。
正確に言えば、これからのオシャレな人は、きっと本を読みます。
ブランドがそれに気づき始めた。SNSもそれを見える形にした。AI時代が、その価値をさらに際立たせている。
そして私は、2年前からbooktokjapanという名前を使っていました。
ちょっと早かった。
でも、間違ってはいなかった。
時代が近づいてきたのだと思います。
まとめ
BookTokは、単なる本紹介の流行ではありません。
本を読む人のスタイルが、SNSで見えるようになった現象です。そして高級ブランドは、その変化をすでに拾い始めています。
読書は、真面目な趣味ではなくなる。
これからは、知性と美意識を持った人の静かなステータスになる。
booktokjapanという名前は、その流れを日本でも広げたいという意思表示です。
この記事を読んで、「自分ならどんな本を持ち歩きたいか」と少し考えてもらえたら嬉しいです。
よかったら、リスタックやコメントで教えてくださいね☺️



この図解イラストやカラーがかわいいですね✨️