ChatGPTプロジェクトに「自分の編集ナレッジ」を蓄積する
共有GPTsを単発で終わらせない方法
他人が作った便利なGPTを共有してもらっても、多くの人は一度使って終わります。
原稿を入れる。
診断を受ける。
少し直す。
その記事はよくなっても、次の記事ではまた同じ説明から始める。前回どこを指摘され、どう直したかも、別のチャットに埋もれていきます。
これでは、優秀な編集者に毎回初対面で相談しているようなものです。
共有GPTsは、
ChatGPTのプロジェクト内で継続して使うと価値が変わります。
原稿、診断、修正版、そこから得た編集基準を一か所へ残せるからです。
他人が作ったGPTの力を借りながら、自分専用の編集ナレッジを育てられます。
具体例にするのは、共有GPT「AI井原西鶴さん v3.0」です。
実物の西鶴さんには、役目が用意されている
「AI井原西鶴さん v3.0」の実際の画面を開くと、説明は「AI編集部員」。
会話を始める入口として、次の四つが用意されています。
この記事を読者目線で詳しく斬って
タイトルと冒頭だけ診断して
この企画に誰が銭を払うか壁打ちして
修正版を出して
難しい指示文を自作する必要はありません。
初稿を見てほしいなら「この記事を読者目線で詳しく斬って」
公開前に入口だけ確認したいなら「タイトルと冒頭だけ診断して」
診断に納得して直し方まで見たいなら「修正版を出して」
西鶴さんに用意されている使い方を、そのまま選べばいいのです。
先に「記事編集室」プロジェクトを作る
単発利用との違いを生むのが、ChatGPTのプロジェクトです。
まず「サブスタ記事 編集室」「note記事 編集室」など、記事専用のプロジェクトを一つ作ります。
そこへ過去記事や想定読者、守りたい書き方など、今後も使う資料を入れておきます。
次に、プロジェクト内で通常のチャットを始め、診断してほしい原稿を置きます。
Web版なら入力欄に @ AIと入れ、「AI井原西鶴さん v3.0」を選びます。
ここは順番が大切です。
普通のメッセージから共有GPTsを使うと、その会話はプロジェクト外に作られます。
先にプロジェクトを作成し、その中でチャットを立ち上げ西鶴さんを呼びます。
これで、西鶴さんの診断を記事編集室の中へ残せます。
診断を、次の記事の編集基準に変える
西鶴さんに初稿を見せると、その記事で読者が止まりそうな場所や、魅力が伝わりにくい部分を指摘してもらえます。
たとえば「共有GPTはプロジェクトでも使える」と機能だけを説明していたら、それで読者にどんな得があるのかまで書けているかを見直します。
読者が知りたいのは、機能の名前だけではありません。
「前回の診断を次の記事でも使える」
「原稿と修正版を一か所で比較できる」
「自分が繰り返す弱点を編集基準として残せる」
そこまで見せると、プロジェクトを使う理由が具体的になります。
さらに重要なのは、西鶴さんの指摘を今回だけの感想で終わらせないことです。
今回なら「機能を紹介するときは、それによって読者が何をできるのかまで示す」と編集基準へ変えます。
この一文をプロジェクトに残せば、次の記事のタイトルや冒頭にも使えます。
原稿だけでなく、直した理由まで残す
記事ごとに、同じプロジェクトへ次の四つを残します。
診断前の原稿
西鶴さんの診断
診断を反映した修正版
次の記事でも使える編集上の学び
ChatGPTのプロジェクトには、関連するチャット、ファイル、指示、ソースをまとめられます。記事ごとにチャットを分けても、同じ編集室の文脈として再利用できます。
大事な学びは、チャット履歴に置くだけで終わらせません。「編集基準」という資料へ追記するか、プロジェクトのソースへ保存します。
一本目では「意外性の直後に読者利益を置く」。
二本目では「背景説明が続いたら、読者の疑問を先に出す」。
三本目では「同じ主張の言い換えは一つに絞る」。
こうして記事を出すたびに、一般論ではない「自分の記事で実際に指摘された弱点」と「直し方」が増えていきます。
次の記事では、過去の基準を踏まえて初稿を見直せます。同じ失敗を繰り返すたびにゼロから悩む必要がなくなります。
育つのは共有GPTsではなく、自分のプロジェクト
共有GPTsを何度使っても、利用者との会話でGPT本体の設定やKnowledgeが自動更新されるわけではありません。
蓄積するのは、自分のプロジェクトへ整理して残した原稿、診断、修正履歴、編集基準です。
借り物の専門家から得た知見を、自分が所有する編集資産へ変える。
これが、共有GPTsをプロジェクトで使う最大の利点です。
今日やることは四つです。
記事用プロジェクトを一つ作る。
過去記事を一本入れる。
@ から西鶴さんを呼ぶ。
診断で得た学びを一つ、編集基準として保存する。
まずは一本で十分です。そこから、自分の編集ナレッジが蓄積し始めます。



プロジェクトでGPTSって使えるんですか?😳
プロジェクト、なんとなくそうかなーと思って使ってましたが、出来ることを明確に精査してませんでした。
この記事で、やっぱりそういう動きか!と明確になり、ありがたいです!!
知るとめっちゃ便利ですよね👀
これからは私も積極的にプロジェクト利用していきます!!お陰様です✨