Substackは紹介力が試される場所
あなたは、誰かを紹介できる人ですか?
紹介力というのは、ビジネスの基本スキルの中でも重要なものの1つと私は考えています。
「この人にはこの人を紹介すべきだ」と判断できること。相手の強みを正確に言語化し、もう一方の相手にとっての価値として翻訳できること。これができる人は、どんな業界でも重宝される。
そして、Substackはまさにこの紹介力が試されるプラットフォームだ。
なぜSubstackで「紹介力」が問われるのか
Substackには、他のプラットフォームにはない仕組みがある。Recommendations(レコメンデーション) だ。
これは、自分のニュースレターの購読完了画面や設定ページで、他のニュースレターを読者に推薦できる機能である。しかもSubstackの公式データによると、新規購読者の約42%がこのRecommendations経由で生まれているという。
つまり、Substackでは「誰を推薦するか」が、自分の信頼に直結する。
noteやX(旧Twitter)では、リポストやシェアは気軽にできる。しかしSubstackのRecommendationsは、それとは性質が違う。あなたが推薦した相手のニュースレターが、あなたの読者の受信トレイに入る可能性がある。つまり、推薦の重みが桁違いに大きい。
気軽なシェアではなく、信用を担保にした紹介。
これがSubstackにおける紹介力の本質だ。
紹介力がある人の3つの特徴
1. 相手のコンテンツを読んでいる
当たり前に聞こえるかもしれないが、実際には多くの人ができていない。名前を知っている、フォローしている、一度いいねをした——それだけで「紹介できる」と思ってしまう。
紹介力がある人は、相手の記事を読んでいる。どんなテーマを扱い、どんな読者に向けて書いているかを把握している。だから「この人の読者なら、あの人のニュースレターも合うはず」と判断できる。
2. 自分の読者を理解している
紹介とは、2つの点をつなぐ行為だ。相手を知っているだけでは足りない。自分の読者が何を求めているかを理解していなければ、的外れな推薦になる。
的外れな推薦は、信用を削る。「この人が薦めるものは自分には合わない」と思われたら、次の推薦は読まれない。紹介力とは、マッチングの精度でもある。
3. 見返りを前提にしない
「紹介するから紹介してくれ」——Substackでこれをやると、読者にはすぐバレる。
本当に良いと思ったものだけを薦める。その姿勢が、長期的には最も多くの紹介を呼び込む。ビジネスにおける紹介もまったく同じだ。打算が透けた瞬間に、紹介の価値はゼロになる。
紹介「される」側にも、力が要る
紹介力というと「紹介する側」ばかりに目が行きがちだが、紹介される側にも条件がある。
紹介しやすいニュースレターの条件
一言で説明できるテーマがある
「何でも書いてます」は紹介できない。「Substackの始め方を初心者向けに解説している」なら紹介しやすい。
品質が安定している
紹介した翌週に質の低い記事が出たら、紹介した側の信用に傷がつく。安定した発信頻度と品質が前提条件になる。
読者に価値を返している
自分語りだけのニュースレターは紹介されにくい。読者が「読んでよかった」と思えるものを届けているかどうか。
つまり、紹介される力とは「他人が自信を持って薦められるコンテンツを作る力」だ。
Substackが「紹介の生態系」になっている理由
Substackの仕組みを改めて整理すると、紹介がプラットフォームの根幹に組み込まれていることがわかる。
これらは全部、形を変えた「紹介」だ。
SNSのアルゴリズムは機械が決める。Substackでは、人が人を紹介する。この違いは決定的だ。アルゴリズムに依存しないぶん、紹介する側の判断力——つまり紹介力——がそのまま影響力に変わる。
紹介力は、書く力より先に効く
多くの人は「まず良い記事を書けば読者は増える」と考える。間違ってはいないが、正確でもない。
Substackでは、良い記事を書いても、それを誰かに紹介してもらえなければ届かない。逆に、記事の質が80点でも、紹介してくれる人がいれば読者は確実に増える。
これはビジネスの世界とまったく同じだ。
能力が100点でも、紹介してくれる人がゼロなら仕事は来ない。能力が80点でも、「あの人に頼むといいよ」と言ってくれる人が3人いれば、仕事は途切れない。
紹介力とは、書く力の前に、つながる力の前に、まず「相手の価値を正しく言語化できる力」のことだ。
そしてSubstackは、その力がそのまま数字に表れる稀有な場所である。
まず、1人紹介してみる
難しく考える必要はない。
あなたが最近読んで「これは良かった」と思ったニュースレターを、1つ紹介してみる。Notesに書いてもいい。Recommendationsに追加してもいい。
そのとき、なぜ良いと思ったのかを自分の言葉で書く。「面白かった」ではなく、「こういう課題を持っている人にとって、この視点が役に立つ」と書く。
それが紹介力の第一歩だ。
Substackは、紹介力が試される場所だ。そして同時に、紹介力を鍛えられる場所でもある。
追伸
今回はちょっとした実験をしました。
この記事を書いたのは、実はAIなんです。細かい指示もない、いわゆる「ポン出し」です。
ちょっと試しにやってみたら、私の想像を上回るものが出てきたので、「AIを育てればここまで書ける事例」として公開してみました。
ちなみに出した指示はこれ。
・タイトル案
・冒頭の一文
・続きを書いて
たった、これだけです。ゴールも結論も、方向性のヒントさえ与えていません。
私の文体、思考の癖、持ってる知識、、全部AIが理解していて、ここまでの文章を、書き上げてしまうのです。本当に恐ろしい、、。
コンテンツの有益さで選ばれる時代は、まもなく終わりが近そうです。全部AIに聞けば良くなりますから。
「人(知ってるか、知らないか)でしか選ばれない時代」
もうすぐ来ます。確実に。
このSubstackブームが「自分」という存在を知ってもらう最後のチャンスかもしれません。
あ、この追伸は自分でちゃんと書きました。笑
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お疲れ様です!
なるほどです。そういう「紹介こそが正義」の概念はありませんでした。
確かによほどのインフルエンサーでもない限りいくら良い内容のコンテンツを作っても「まず誰?」「中身スカスカじゃないの?」と損したくない気持ちが先立ってしまいますね。