「おすすめです」では伝わりません
売り込まずに商品を紹介する5段階の組み立て方
熱心にすすめるほど、読者は決められなくなる
商品を紹介しようとすると、急に文章が硬くなります。
いつもの発信なら、自分の失敗や気づきを自然に書ける。ところが商品が登場した瞬間に、「これは本当におすすめです」「ぜひ読んでください」と言葉が細くなる。
嘘をついているわけではありません。本当に良いと感じているから、すすめている。
それでも読者には伝わりません。
理由は単純です。「おすすめです」は、紹介する側の結論だからです。読者が知りたいのは、その人の結論ではありません。
自分にも必要なのか。今の困り事に合っているのか。見送ってもよいのか。
判断するための材料がほしいのです。
商品の長所だけを並べても判断材料にはならない
宣伝っぽくなる文章には、よく似た流れがあります。
最初に商品の名前を出し、特徴を並べ、最後に強くすすめる。書き手の頭の中では、良さを丁寧に説明しているつもりです。
しかし、読者はその商品が登場する前の話を知りません。
書き手が何に困っていたのか。どこで行き詰まったのか。なぜ別の方法では足りなかったのか。どんな人に関係がある話なのか。
その文脈が抜けたまま商品だけが現れるので、読者には「売るために始まった話」に見えます。
私は初めてSubstackでBrainを紹介した時、大規模な告知はしませんでした。それでも数件の成約がありました。
そこで注目したのは、強い言葉で押したかどうかではありません。商品が必要になるまでの流れを、読者が自分でたどれる状態にできたかどうかです。
紹介とは、買わせることではありません。読者が自分で決められる文脈を渡すことです。
紹介文は五つの順番で組み立てられる
1.自分の体験から始める
最初に書くのは、商品の長所ではありません。
自分がどこで困り、何を試し、何に違和感を持ったのかを書きます。立派な成功談は要りません。小さな失敗や迷いのほうが、読者は状況をつかみやすくなります。
商品を登場させる前に、「なぜこの話をするのか」を示すのです。
2.体験の中にある問題を言葉にする
個人の出来事をそのまま書くだけでは、日記で終わります。
「自分は困った」で止めず、なぜ困ったのかを一段掘ります。
たとえば、「紹介文が書けない」の奥には、「商品を出した瞬間に宣伝へ見える」という問題があります。さらに奥には、「自分の結論だけを伝え、読者の判断材料を渡していない」という構造があります。
問題の形が見えると、個人の体験が読者にも使える知恵へ変わります。
3.読者の場面へ接続する
次に、誰がどんな場面で困るのかを具体的にします。
普段は自然に発信できるのに、紹介する商品がある日だけ筆が止まる。長所を並べるほど、自分の言葉ではなくなる。「おすすめです」と書いた後に、何を続ければよいかわからない。
読者が自分の場面を思い出せれば、商品がなくても文章を読む理由が生まれます。
4.先に解決の方向を示す
ここで初めて、問題をどう捉え直せばよいかを伝えます。
今回なら、「強くすすめる」のではなく、「判断できる文脈を渡す」ことです。
商品名を出す前に、この考え方だけで読者が一歩進める状態をつくります。記事を読んだ価値を、購入の有無に依存させないためです。
5.商品を選択肢として紹介する
最後に商品を出します。
「これが正解です」ではなく、「この問題をさらに掘りたい人には、この選択肢があります」と置く。
ここまでの文脈に納得した読者は、自分に関係があるかを判断できます。合わない人は見送れる。必要な人は、押されなくても続きを確かめられます。
悪い紹介は結論を押し、良い紹介は判断の順番を渡す
悪い例は、こうです。
発信を収益につなげたい人におすすめです。実践的な教材なので、ぜひ読んでください。
これでは、誰がどんな問題を抱え、なぜ読む必要があるのかが見えません。
良い例では、順番を変えます。
商品を紹介する日だけ文章が不自然になることがありました。
原因は、商品の長所から書き始めていたことです。普段の発信と紹介が分断される人には、同じ問題があります。
必要なのは、売る言葉を増やすことではなく、体験から商品までの文脈をつなぐことです。
その方法をさらに確かめたい人へ、選択肢として教材を紹介します。
内容を派手にしたのではありません。読者が判断する順番に並べ直しただけです。
まとめ
商品紹介で止まった時、強い推薦文を探す必要はありません。
自分の体験から始め、問題を取り出し、読者の場面へつなぎ、解決の方向を示し、最後に商品を選択肢として置く。
紹介とは、買わせることではありません。
読者が自分で決められる文脈を渡すことです。
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さすがでございます👍いつも、どう書いて良いかわからないんです😅
読みたくなる、欲しくなるときって 判断を自然と促されてるのですよね
いろんなライターさんの記事も読みますが、いつもよしだ4.0さんの文章は簡潔でわかりやすいです☺️✨ ありがとうございます🙏