Zoom面談で50人と話して見えてきたこと
発信に悩む人には7つの共通点があった
無料のZoom相談を、これまでに約50人と重ねてきました。
ジャンルはバラバラです。占い、片付け、子育て、地域の情報発信、AIの使い方、洋服販売。年齢も、発信歴も、目指している場所も違います。
それでも、話し終えたあとに残るメモは、驚くほど似ていました。
今日はその「似ている部分」を、ひとつずつ書いていきます。個々の相談内容は、誰の話かわからない形にしてあります。
1. ほとんどの人が「書く量」で悩んでいない
最初に意外だったのはこれです。
相談に来る人の多くは、文章がそこそこ書ける人でした。むしろ、真面目に書いている人ほど悩んでいました。
「こんなに書いているのに読まれない」
この言葉を、何度聞いたかわかりません。
そして話を聞いていくと、原因は文章の外にありました。読まれない人は、たいてい「書くこと」だけをやっていて、「読みに行くこと」をやっていませんでした。
Substackのような場所は、記事を置いておけば検索で見つけてもらえる場所ではありません。
最初の読者は、こちらから会いに行った人の中から生まれます。うまく書く前に、読みに行っている人が伸びていました。
2. 入口で損をしている人が多い
次に多かったのが、プロフィールまわりの問題です。
肩書きが「好奇心旺盛」「学び中」のように、学ぶ側に見えてしまう
プロフィールから貼ったリンクが、古いままだったり、別の人のアカウントに飛んでいたりする
そもそも「最初に読んでほしい1本」がない
読者は、記事にたどり着く前にプロフィールを見ます。そこで「この人は何をくれる人なのか」が伝わらないと、記事まで進んでくれません。
ある長年ひとつの分野を学んできた方は、その積み重ねが名前にも肩書きにも出ていませんでした。名前を専門が伝わる形に直しただけで、書くテーマの迷いまで減りました。
入口は、思っているより大切です。
3. 来てくれた人が、戻る場所がない
いいねやフォローをして、相手が見に来てくれる。ここまでできている人は少なくありません。
でも、来た人が読む「受け皿の記事」がない。だから、一度見て終わってしまう。
「ここから読んでください」という1本を置くだけで、来訪が登録につながり始めます。立派な宣言文でなくて大丈夫です。何を書いていく人なのかが伝われば十分でした。
4. 媒体を増やしすぎて、手が止まっている
note、Substack、X、メルマガ、その他のサービス。
「どれをやればいいですか」と聞かれることが本当に多いです。
そして、全部を中途半端に触って、どれも育っていないケースが目立ちました。
媒体は、役割で分けると迷いが減ります。
人と出会う場所、深く読ませる場所、関係を確実に届ける場所。それぞれ一つに絞ってから、導線でつなぐ。増やすより、つなぐ方が効きました。
5. すでに資産があるのに、気づいていない
これは、話していて一番もったいないと感じた点です。
過去に書いた記事が数十本ある。使っていない下書きが何章分もある。仕事や子育ての中で溜まった、生々しい体験談がある。
なのに、多くの人が「何もない」と思い込んで、ゼロから新しいネタを探していました。
新しく書くより、眠っている素材を並べ替える方が早いことは多いです。
棚卸しをしただけで、当面のネタ切れがなくなった人もいました。
6. 「準備が終わってから」で、止まっている
完璧に整えてから出したい。その気持ちはよくわかります。
でも、準備が終わる日は来ません。プロフィールを直し続け、テーマを練り続け、結局1本も出していない。そういう人が一定数いました。
受け皿の1本も、名前も、あとから何度でも直せます。先に出して、直しながら育てる人の方が、確実に前に進んでいました。
7. 制約は、弱みではなく軸になる
匿名でしか書けない。副業だから顔を出せない。地方に住んでいて派手なネタがない。
こういう「制約」を弱みだと思っている人が多かったです。
でも、住んでいる地域の一次情報、その立場でしか見えない現場、匿名だから書ける本音。これらは、他の人には書けない強みでした。制約は、絞り込みのヒントになります。
50人と話して、結局なにが見えたか
まとめると、こうなります。
読まれない理由は、たいてい文章の外にある
入口(プロフィール・名前・受け皿)で損をしている人が多い
媒体は増やすより、役割で分けてつなぐ
多くの人は、自分の資産に気づいていない
準備を終わらせようとして、止まっている
制約は、弱みではなく軸になる
面談で私がやっていることは、新しい何かを教えることではありませんでした。
その人がすでに持っているものを、見える場所に並べ直す。ほとんどが、それだけです。
そして、もう一つ。50人と話して、はっきりわかったことがあります。
この7つのつまずきは、どれもひとりでは気づきにくい、ということです。
書いているのに読まれない。入口がずれている。自分の資産に気づいていない。机にひとりで向かっているだけでは、なかなか見えません。
誰かに読まれ、反応され、ときに指摘されて、はじめて気づく。
Substackが伸びるのも、まったく同じ構造でした。
良い記事を書くだけでは広がらない。読み合い、紹介し合う関係の中で伸びていくのです。
だから、仲間と攻略する場所を作りました
それが、私がやっている裏メルマガ「吉田の五輪書」です。
本気でSubstackを伸ばしたい人だけが集まる、完全承認制の場所です。単なるメルマガではありません。
購読者チャットで毎日のように、お互いの記事を読み、コメントし、リスタックし合う。いまの日本語Substackの中で、いちばん活発に動いているコミュニティのひとつだと思っています。
今日あげた7つのつまずきは、この場所に入れば、ひとつずつ自然にほどけていきます。
入口を直す。受け皿を置く。読みに行く。そのすべてを、ひとりではなく、仲間と一緒にやれる。だから、進むのが速い。
日本語のSubstackは、まだ始まったばかりです。
人が増える前のいまこそ、先行者の位置を取れます。
ただし、ひとりで走り続けると、どこかで必ず息が切れます。
「吉田の五輪書」は、いつでも開いているわけではありません。閉じたり、開いたりしています。もしいま開いていたら、それはタイミングです。
ひとりで悩み続ける前に、一度のぞいてみてください。
ひとりで遠くへ行くより、仲間と遠くへ行く。
50人と話して、私がいちばん強く思ったのは、それでした☺️



thank you